第32回


防犯対策や現場管理の効率化を目的に、監視カメラの導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。しかし、「複数拠点の映像を一元管理したい」「異常をすぐに把握したい」といった課題から、従来の監視システムでは運用面に不安を感じるケースもあります。
LINE WORKS Visionは、クラウド上で映像を管理できる映像管理サービスです。リアルタイムでの映像確認やAIによる検知機能などを活用し、防犯対策や業務効率化を支援します。
本記事では、LINE WORKS Visionの概要や主な機能、料金、活用シーン、導入メリット、導入時の注意点までわかりやすく解説しますので、導入の際の参考にしてください。

引用:サテライトオフィス
LINE WORKS Visionは、ワークスモバイルジャパン株式会社が提供するクラウド録画AIサービスです。監視・防犯カメラの映像をクラウドを経由して保存・管理し、PCやスマートフォン、タブレットからいつでもどこでも確認できる環境を実現します。
従来の監視カメラシステムでは、録画用レコーダーを現地に設置し、映像を確認するためには現場に出向く必要がありました。
しかし、LINE WORKS Visionはクラウドベースのため、録画データを安全に管理でき、インターネット環境があればどこからでもリアルタイム映像や録画映像を確認できます。
防犯・遠隔監視といった従来の用途にとどまらず、複数拠点の一元管理や業務効率化にも活用できる点が特徴です。
また、ビジネスチャットツール「LINE WORKS」と連携しており、異常検知時の通知をLINE WORKSのトークルームに自動送信することも可能です。

LINE WORKS Visionは、クラウド録画やリアルタイム映像確認、LINE WORKSとの連携などに対応したクラウド型監視カメラサービスです。
以下で主な特徴を解説します。
LINE WORKS Visionは、HD(1280×720・約100万画素)とフルHD(1920×1080・約200万画素)の両画質に対応しています。従来の防犯カメラで一般的なVGA(640×480・約30万画素)と比べると、フルHDでは約6倍以上の解像度です。
人物の顔や車両のナンバープレートなど細部まで鮮明に記録でき、トラブル発生時の証拠映像としても活用できます。また、暗視モード(IR LED)を搭載しているため、夜間や照明が少ない環境でも映像を記録できます。
LINE WORKS Visionは、PCのウェブブラウザ、またはスマートフォン・タブレット向けの専用アプリ(iOS・Android対応)から、カメラ映像をリアルタイムで確認できます。
外出先やテレワーク中でも現場の状況を把握でき、現地への訪問を減らせるため、管理業務の工数削減が可能です。
また、クラウドモニター(オプション)を利用すれば、複数台のカメラ映像を1台の端末から同時にライブ視聴できます。
録画データはすべての通信経路で暗号化され、高セキュリティなクラウド環境に保存されます。アクセス権限をアカウントごとに細かく設定できるため、必要な担当者のみが映像を閲覧できる運用が可能です。また、いつ・誰が・どの操作したかを記録・追跡できるアクセス履歴機能も備えています。
現地にレコーダーを設置するオンプレミス型と異なり、機器の盗難や故障による録画データ消失のリスクを軽減できる点もクラウド型の利点です。
複数の店舗や施設、工場フロアにまたがるカメラ映像を、1つの管理画面からまとめて確認できます。
本部やエリアマネージャーが各拠点の状況を遠隔で把握できるため、定期的な現地巡回の負担軽減に有効です。全国に複数拠点を展開する企業でも、効率的な映像管理体制を構築しやすい設計になっています。
指定したエリア内で人や物の動きが検出されたときや、大きな音や異常音が検知された際、メールやスマートフォンへのプッシュ通知、LINE WORKSのグループトークへの自動通知が送信されます。営業時間外の不審者侵入対策や、夜間の無人施設の警戒にも有効です。モーション検知イベントが発生したタイミングの映像のみをスピーディーに再生できるため、大量の録画データをすべて確認する手間を省けます。

LINE WORKS Visionは、利用するカメラの台数・画質・映像の保存期間の組み合わせによって月額料金が決まるクラウド型サービスです。必要なカメラのみ契約できる柔軟な料金体系のため、無駄なコストを抑えながら導入しやすい設計になっています。

引用:LINE WORKS Vision
カメラごとに、画質(HD・フルHD)と映像保存期間を選択できます。保存期間は7日・14日・30日・60日・90日・180日の6段階から選択可能です。
防犯目的なら短期保存でコストを抑え、トラブル対応や監査目的での利用の場合は長期保存が適しています。
目的やニーズに応じて最適な組み合わせを選択しましょう。
※具体的な月額単価については、設置台数や利用環境に応じた個別見積もりとなっています。
LINE WORKS Visionはクラウド型サービスのため、従来のオンプレミス型監視システムと比較して初期投資を抑えられます。
録画用レコーダーやローカルストレージの購入が不要で、カメラはPoE(LANケーブル1本で電力とデータを同時に供給できる方式)給電式のため電源工事も原則不要です。実際の導入費用は、カメラの設置台数・設置場所の環境・工事の有無などによって異なります。自社に最適な構成や費用を把握するためには、事前の相談・見積もり依頼がおすすめです。
サテライトオフィスでは、導入環境に合わせた料金プランの提案やカメラ選定の相談も承っています。まずはお気軽にお問い合わせください。

LINE WORKS Visionは業種を問わずさまざまな現場で活用されています。
以下に代表的な業種別の活用例をまとめました。
店舗の運営状況の可視化や万引き・セルフレジの不正対策に活用できます。本部やエリアマネージャーがリモートで各店舗の映像を確認できるため、接客品質やオペレーションの改善に役立つツールです。カスタマーハラスメントなどのインシデント発生時にも、録画映像を活用し迅速に対応できます。
複数の現場をスマートフォンでいつでも確認でき、現地訪問の回数を抑えながら安全管理を強化できます。作業工程を映像で記録してダウンロードすることで、進捗管理や報告資料への活用も可能です。危険エリアや夜間の無断侵入に対しても、モーション検知による迅速な対応が図れます。
プライバシーに配慮しつつ、スタッフステーションからの見守りが可能です。夜間や施設入口でのモーション検知により、徘徊や不審者への対応を迅速化できます。事故やトラブル発生時の映像記録は、原因究明や再発防止策の検討にも適切です。
複数フロア・複数拠点の巡回業務効率化が可能です。トレーサビリティの記録として製造工程を映像で管理したり、危険エリアへの侵入を検知したりするなど、安全対策・盗難防止に役立てられます。

LINE WORKS Visionでは、録画データはすべてクラウド上に保存されます。現地にレコーダーを設置する必要がなく、インターネット環境があれば場所を問わず録画映像を確認・再生可能です。
録画データはMP4形式(動画ファイルの標準規格で、PC・スマートフォンどちらでも再生可能)でダウンロードでき、回数制限はありません。防犯記録や業務報告など、必要なシーンに合わせて保存・活用できます。
映像保存期間は7日〜180日の範囲で選択でき、業務目的に応じて必要な保存期間を設定可能なため、運用コストのコントロールに有効です。

LINE WORKS Visionには、設置環境や用途に合わせて選べる3種類のカメラが用意されています。
入口・駐車場・屋外の監視に最適です。IP66(防塵・防水の国際保護等級)とIK10(耐衝撃等級)を備えており、屋外環境でも安定稼働します。IR LED(約20m以内)による暗視モードを搭載し、夜間撮影も可能です。
店内や工場の安全管理に適したモデルです。天井への設置に適した形状で、室内の広範囲を監視できます。IR LED(約20m以内)による暗視モード搭載機です。
お客様との会話記録や音声検知を活用したい場面に適したモデルです。IR LED(約30m以内)を搭載し、音声検知機能と組み合わせることで、音声を伴うインシデントへの対応力を高められます。
3モデルいずれもHD・フルHDの両画質に対応し、PoE給電方式を採用しています。
カメラを選定する際は、以下のポイントを事前に整理しておくことが重要です。
設置場所の環境や監視目的が異なれば、必要なカメラのスペックも変わります。自社が必要とする機能に合わせて、適切なカメラを選びましょう。
サテライトオフィスでは、設置環境のヒアリングをもとにカメラ選定のご相談も承っています。どのカメラが自社に合うかご不明な場合は、まずお気軽にご相談ください。
※プライバシーポリシはこちら

防犯カメラは「映像を記録する」だけでなく、業務効率化や拠点管理にも活用できる時代です。LINE WORKS Visionを導入すれば、リアルタイムでの状況確認や複数拠点の一元管理が可能となり、管理者の負担軽減にもつながります。ここでは、導入によって得られる主なメリットをみていきましょう。
モーション検知・音声検知機能により、営業時間外の不審者侵入や異常事態を素早く把握できます。夜間や休日など無人の時間帯にも映像監視を継続でき、録画データを証拠映像として活用できるため、施設全体のセキュリティ水準の向上に効果的です。
スマートフォンやPCからリアルタイムで映像を確認できるため、担当者が現場に赴かなくても状況を把握できます。管理者の巡回業務の削減や、トラブル発生時の原因調査のスピードアップに有効です。複数の担当者が同じ映像を同時に確認できるため、現場との情報共有もスムーズになります。
複数店舗・複数施設の映像を1つの管理画面で一元管理できます。本部から各拠点の状況をまとめて確認できるため、現地確認や巡回にかかる時間を削減可能です。管理画面を統一できるので運用担当者の負担を軽減でき、全国展開する企業でも効率的な管理体制を構築しやすくなります。

LINE WORKS Visionを効果的に活用するためには、導入前に確認しておきたいポイントがあります。ここでは導入時の主な注意点をみていきましょう。
LINE WORKS Visionはクラウド型サービスであるため、映像の送受信にはインターネット回線を使用します。通信環境が不安定な場合は、映像の遅延や品質低下につながる可能性に注意しなければなりません。複数台のカメラを設置する場合は、十分な通信帯域が確保できているか事前に確認しておくことが重要です。
設置場所によって必要なカメラの性能は異なります。屋外設置には防水防塵性能のあるバレット型が適しており、夜間監視には暗視対応モデルが必要です。AI機能や音声検知を活用したい場合は対応機種を確認しましょう。導入目的を明確にしたうえでのカメラ選定が、導入後のミスマッチを防ぎます。
保存期間は運用方針に応じて選択しましょう。防犯目的であれば短期間でも十分な場合がありますが、トラブル対応や監査目的では長期間保存が求められることもあります。保存期間によって運用コストが変わるため、自社の業務に必要な期間について導入前に整理が必要です。
誰がどの映像を閲覧できるかのアクセス権限設定や、モーション検知時の対応フロー、通知先・管理担当者の設定などを導入前に決めておくと、スムーズな運用開始につながります。また、個人情報保護やプライバシーへの配慮も必要です。映像の利用目的や管理ルールを社内で共有・周知しておきましょう。

LINE WORKS Visionの導入をスムーズに行うためには、自社が抱える課題や設置環境に適した構成の検討が重要です。
ここでは、サテライトオフィスへご相談いただいた場合の一般的な導入の流れをご紹介します。
まずは、導入目的・課題・設置場所・利用環境についてのヒアリングです。担当者の方と一緒に必要な機能や運用方法を整理し、自社に適した構成を検討します。
利用環境に適したカメラや必要なライセンス・構成をご提案します。費用や導入スケジュールを確認してください。
お申し込み手続き後、設置日程や工事内容を調整します。運用開始に向けた事前準備を進めます。
現場に出向き、カメラの設置作業とLINE WORKS Visionの初期設定を実施します。利用環境に合わせた設定調整が必要です。
映像監視や通知機能の利用を開始します。運用に関するご相談やサポートも継続して受けられますので、お困りの際はお問い合わせください。
※プライバシーポリシはこちら

LINE WORKS Visionは、クラウド上で映像を管理できるクラウド録画AIサービスです。フルHD高画質での録画・保存、リアルタイム映像確認、モーション検知・音声検知、LINE WORKSへの通知連携など、防犯対策から業務効率化まで幅広く活用できる機能を備えています。
現在、小売業・介護施設・製造業・建設現場など、さまざまな業種での導入実績が広がっているサービスです。
一方で、導入にあたっては通信環境の整備や目的に合ったカメラ選定、保存期間の検討など、自社に適した運用設計が必要になります。
サテライトオフィスは、LINE WORKSのビジネスパートナーとして、LINE WORKS Visionの導入相談からカメラ選定・設置・運用支援まで幅広くサポートしています。
LINE WORKS Visionの導入を検討されている企業のご担当者様は、ぜひお気軽にご相談ください。
※プライバシーポリシはこちら