第39回


「LINE WORKSでは何ができるの?」「社内で便利に使う方法や活用事例を知りたい」と考える企業担当者は多いのではないでしょうか。
LINE WORKSは、LINEのような操作感でトークや掲示板、カレンダー、タスクなどをまとめて使えるビジネスチャットツールです。一方で、導入時には初期設定やメンバー招待、管理権限、社内ルールの整備など、確認すべきポイントもあります。
本記事では、LINE WORKSの基本情報や便利な使い方、導入メリット、料金プラン、導入方法を解説します。
この記事を読めば、LINE WORKSを自社でどのように活用できるかが分かり、社内連絡の効率化や情報共有の改善につなげられます。

LINE WORKSとは、普段使い慣れたLINEと同じ操作感で利用できる、ビジネス専用のチャットツールです。スマートフォンに最適化された直感的な画面はそのままに、企業の業務に必要な機能を一つに集約しています。
トークのほか、社内向けの掲示板、スケジュールを共有するカレンダー、依頼を管理するタスクなど、複数の機能をLINE WORKS内でまとめて使えます。
| トーク | 1対1やグループでのチャット・通話 |
| 掲示板 | 社内のお知らせやルールの共有 |
| カレンダー | 会議やシフトのスケジュール管理 |
| タスク | 業務の依頼や進捗管理 |
| アンケート | 出欠確認や社内アンケートの集計 |
個人向けのLINEとの最大の違いは、組織として安全に運用でき、管理者がメンバーや権限を一元管理できる点です。個人のLINEアカウントをそのまま業務用アカウントとして使うわけではないため、仕事とプライベートを分けて運用しやすいというメリットがあります。

LINE WORKSには、日々の業務を効率化する便利な機能が数多く備わっています。ここでは、社内コミュニケーションや情報共有に役立つ代表的な8つの使い方を紹介します。
掲示板は、社内全体への連絡や周知事項を一括で共有したい場面に最適な機能です。
トークでは流れてしまいがちな重要なお知らせも、掲示板に投稿すれば一覧で整理され、後から見返すのも簡単です。
例えば、総務からの福利厚生に関する案内や、全社的な通達を掲示板に投稿しておけば、メンバーは必要なタイミングで自分から確認できます。投稿にはコメントやスタンプで反応できるため、既読状況の把握や簡単な意思表示にも役立ちます。
口頭やメールでの伝達と比べて伝え漏れが起きにくく、社内の情報共有を確実に行える点が大きなメリットです。
カレンダーは、チームの予定やシフトを可視化し、スケジュール調整の手間を減らせる機能です。
個人の予定だけでなく、メンバー同士のスケジュールを共有できるため、会議の日程調整や空き時間の確認がスムーズに行えます。
具体例をあげると、会議室や社用車などの設備予約と組み合わせることで、ダブルブッキングなどのミスを避けられます。予定を登録するとトークやメールで通知されるため、担当者が把握しやすいのはもちろん、部署の予定確認にも役立ちます。
日程調整の手間を減らし、チーム全体の動きを把握しやすくなる点が魅力です。
タスク機能は、業務の依頼内容や進捗状況を明確にし、対応漏れを防ぐのに役立ちます。
「誰に」「何を」「いつまでに」依頼したのかをタスクとして登録すれば、トーク上で口頭依頼するよりも責任の所在と期限がはっきりします。
例えば、上司から部下への作業依頼や、プロジェクト内での役割分担をタスクに落とし込めば、進捗が見える化され、抜け漏れが起きにくくなります。期限が近づくと通知が届くため、リマインドの手間も省けます。
依頼のやり取りを記録として残しながら、確実に業務を前へ進められる点がメリットです。
アンケート機能を使えば、出欠確認や社内の意見集約を手早く行えます。
会議や懇親会の出欠、社内イベントの参加可否などをアンケート形式で送れば、回答を自動で集計でき、一人ひとりに確認する手間がかかりません。選択式・記述式など、用途に合わせて回答形式を選べます。
具体的には、全社イベントの参加人数を把握したい場合、トークでアンケートを配信すれば、回答状況がリアルタイムで集計されます。回収したデータはそのまま参加者リストとして活用でき、集計作業の負担を大幅に減らせます。
メールや口頭での確認に比べてスピーディーに集計でき、回答者の負担も少ない点が魅力です。
ノートは、トークルーム内に情報をストックし、業務マニュアルや手順書を共有するのに適した機能です。通常のトークは時間とともに流れてしまいますが、ノートに残した情報は常に同じ場所に保存されます。
新人向けの業務マニュアルや、よくある問い合わせへの対応手順をノートにまとめておけば、その都度説明する必要がなくなります。内容を更新すれば最新版が共有されるため、情報の食い違いも防げます。
ナレッジを一箇所に集約し、メンバー全員が同じ情報を参照できる環境を整えられる点がメリットです。
LINE WORKSは、社内だけでなく社外の取引先や顧客ともトークでやり取りできます。相手がLINE WORKSを利用していれば企業間で連携でき、さらにLINEユーザーとも直接トークが可能です。
例えば、顧客からの問い合わせ対応や、取引先との日程調整を、電話やメールではなくトークで完結できます。普段のLINEと同じ感覚でやり取りできるため、相手にとっても気軽に連絡しやすい環境が整います。
社内連絡と社外コミュニケーションを1つのツールにまとめられ、連絡経路がシンプルになり、スムーズに連絡を取り合えます。
Bot機能を活用すれば、繰り返し発生する定型業務を自動化し、対応の手間を減らせます。あらかじめ設定したルールに沿って、Botがメッセージの自動送信や問い合わせへの自動応答を行います。
勤怠の連絡や、よくある質問への一次回答をBotに任せれば、担当者は本来注力すべき業務に集中できます。外部サービスと連携させれば、通知や情報取得など、より高度な自動化も実現可能です。
定型的なやり取りを自動化することで担当者の負担を軽減し、業務全体の効率を底上げできる点がメリットです。
Driveは、業務で使うファイルをクラウド上に保管し、メンバー間で共有できる機能です。
ファイルをDriveに保存しておけば、メールに添付して送る手間なく、必要なメンバーがいつでもアクセスできます。トークやノートなど他の機能とも連携しているため、会話の流れの中でスムーズにファイルを共有できます。
例えば、提案書や見積書などの資料をDriveで共有すれば、最新版を全員が参照でき、ファイルの版違いによる混乱を防げます。アクセス権限を設定すれば、共有範囲をコントロールしながら安全に運用できます。
ファイルの保管と共有を一元化し、チームでの協業を円滑にする点が魅力です。なお、Driveはアドバンストプランでの利用、またはスタンダードプランでのオプション契約で使えます。
LINE WORKSには、法人向けプランが月額19,800円から利用できるAI議事録作成ツール「LINE WORKS AiNote」もあります。文字起こしの使い方や料金、安全性について詳しく知りたい方は、あわせて以下の記事をご覧ください。
関連記事:LINE WORKS AiNote完全ガイド|文字起こしの使い方・料金・安全性を解説

LINE WORKSを導入することで、社内コミュニケーションの効率化やセキュリティの強化など、さまざまなメリットが得られます。ここでは、企業がLINE WORKSを導入する主な5つのメリットを解説します。
LINE WORKSは、企業利用を前提に設計されたツールであり、安心して業務に使えるセキュリティ性能を備えています。
企業利用を前提としたセキュリティ機能が整っているため、セキュリティ要件を重視する組織でも導入を検討しやすいツールです。
例えば、メンバーごとに利用できる機能を制限したり、退職者のアカウントを速やかに停止したりと、組織の方針に沿った運用が可能です。私用のLINEとはデータが切り離されているため、業務情報とプライベートが混在するリスクもありません。
個人向けチャットツールを業務で使う場合と比べ、情報漏洩のリスクを抑えながら運用できる点が大きな安心材料です。
LINE WORKSを導入すると、メールや電話に比べて社内の連絡を素早く行えます。
使い慣れたLINEと同じ操作感のため、メンバーが新しいツールに戸惑うことなく、すぐにやり取りを始められます。
具体例として、急ぎの確認事項をトークで送れば、相手はその場で反応でき、メールのような形式的な文面を整える必要もありません。
スタンプや既読機能を使えば、簡単な確認や返答もテンポよく進むため、業務のスピードを高められます。
LINE WORKSは、複数の共有機能を備えており、情報の伝え漏れや認識のズレを防げます。
掲示板やノート、アンケートなど、目的に応じた共有手段が用意されているため、伝えたい内容を確実にメンバーへ届けられます。
例えば、全社への通達は掲示板、手順書はノートといったように使い分ければ、必要な情報を必要なときに参照できます。情報の行き違いによるミスを減らし、業務の質を保てる点がメリットです。
LINE WORKSでは、管理者がメンバーのアカウントや利用権限を一元管理できます。
管理者画面から、メンバーの追加・削除や、利用できる機能の制限などを柔軟に設定できます。
例えば、入社時にはアカウントを発行し、退職時には速やかに停止するといった管理を一括で行えます。誰がどの情報にアクセスできるかをコントロールできるため、セキュリティガバナンスの面でも安心です。
部署や役職に応じて権限を分けることで、組織の実態に合った運用が可能なので、情報管理を徹底できます。
LINE WORKSを使えば、社内の連絡と社外とのやり取りを1つのツールに集約できます。
社内メンバー同士のトークはもちろん、取引先や顧客、LINEユーザーとの連絡も同じアプリ内で完結します。複数の連絡ツールを使い分ける必要がなくなり、情報が分散しません。
例えば、社内会議の調整も顧客対応も同じLINE WORKS上で行えば、確認すべき場所が1つにまとまります。コミュニケーションの窓口を一本化することで、対応漏れや確認の手間を減らせる点が魅力です。
サテライトオフィスでは、LINE WORKSの導入検討から初期設定、運用・活用まで、貴社の状況に合わせてサポートしています。
サテライトオフィスのLINE WORKS導入支援の詳細についてはこちら

LINE WORKSを導入しても、社内に定着しなければ十分な効果は得られません。スムーズに浸透させるには、いくつかのポイントを確認してから運用を始めましょう。
まず意識したいのが、使う機能を最初から増やしすぎないことです。LINE WORKSは多機能なツールですが、最初からすべての機能を使おうとすると、メンバーが使い方を覚えきれず、かえって混乱を招きます。
おすすめは、トーク・掲示板・カレンダーといった基本機能から始めることです。まずは日常的に使う機能に絞って運用し、メンバーが慣れてきた段階で、タスクやアンケートなどへ徐々に広げていくとよいでしょう。使い慣れたLINEに近い機能から始めれば、抵抗感なく浸透します。
あわせて、社内ルールを決めてから導入することも重要です。「業務時間外の連絡は控える」「掲示板は全社連絡に使う」といった運用ルールをあらかじめ定めておけば、メンバーが迷わず使えます。利用範囲やマナーを明確にすることで、ツールの乱用や負担感も防げます。
段階的に機能を広げ、ルールを整えながら運用することが、LINE WORKSをスムーズに定着させるコツです。

LINE WORKSの料金プランは、無料の「フリー」と、有料の「スタンダード」「アドバンスト」の3種類です。自社の規模や使いたい機能に合わせて選べます。各プランの料金と特徴は以下のとおりです。
| プラン名 | 月額料金(1ユーザーあたり) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| フリー | 0円(無料) | ユーザー30人まで/ストレージ5GB/基本機能 |
| スタンダード | 450円/月(年額契約)・540円/月(月額契約) | ユーザー数無制限/ストレージ1TB/管理者機能・サポート |
| アドバンスト | 800円/月(年額契約)・960円/月(月額契約) | ユーザー数無制限/ストレージ100TB/メール・Drive |
※上記は1ユーザーあたりの月額料金(税抜)です。年額契約と月額契約で単価が異なります。※2026年6月時点の情報です。(参照:利用料金 | LINE WORKS)
無料で使い始めたい場合や、30人以下の小規模なチームであれば、まずはフリープランで十分です。
管理者機能を本格的に使いたいならスタンダードがおすすめです。ユーザー数の制限がなくなり、メンバーや権限を細かく管理できるほか、カスタマーサポートやSLA保証も利用できます。
メールとDriveを使いたいならアドバンストが適しています。独自ドメインのメールや大容量のDriveが標準で備わり、社内外の連携をより強化できます。
自社の人数規模と、必要な機能・セキュリティ要件を踏まえて、最適なプランを選びましょう。

LINE WORKSは、管理者がアカウントを開設してから、初期設定やメンバーの招待までを行うことで利用を始められます。
導入の大まかな流れは、以下のとおりです。
手順は一見シンプルですが、実際には設定する項目が多く、担当者の手間は意外とかかります。
例えば初期設定では、組織構成の登録やセキュリティポリシーの設定、利用する機能の選定などが必要です。メンバーの招待でも、人数が多いほど登録や権限設定の作業が膨らみます。
さらに、社内ルールの整備やメンバーへの使い方の周知まで含めると、時間的にも負担が大きい作業です。ITに詳しい担当者がいない場合は、設定ミスやセキュリティの不備が起こるリスクもあります。
こうした導入時の負担をできるだけ抑え、安全かつスムーズに運用を始めたい場合は、専門の代理店によるサポートを活用するのも有効な選択肢です。
サテライトオフィスでは、LINE WORKSの導入検討から初期設定、運用・活用まで、貴社の状況に合わせてサポートしています。
サテライトオフィスのLINE WORKS導入支援の詳細についてはこちら

LINE WORKSの導入では、初期設定からメンバー招待、セキュリティ設定まで、担当者がこなすべき作業が数多くあります。サテライトオフィスでは、こうした煩雑な工程を専門スタッフが代行し、貴社の負担を最小限に抑えます。
具体的には、以下のような作業をまとめてお任せいただけます。
| アカウントの開設・初期設定 | 組織構成の登録や基本設定を代行し、すぐに使える状態に整えます |
| メンバーの一括登録・招待 | 人数が多くても、ユーザー登録から招待までを代行します |
| セキュリティ・権限設定 | 自社の方針に合わせたアクセス権限やセキュリティポリシーを設計します |
| 社内ルールづくり・運用サポート | 定着に向けた運用ルールの整備や、使い方の周知を支援します |
例えば、自社だけで進めると数日〜数週間かかることもある初期設定を、専門スタッフが代行することで、担当者は確認やヒアリングに対応するだけで済みます。本業を止めずに導入を進められるため、IT担当者が設定作業に追われることもありません。
導入後も運用や活用方法を継続的にサポートするため、社内にITの専任担当者がいない企業でも安心して始められます。
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LINE WORKSの導入を検討する際によく寄せられる質問に回答します。
LINE WORKSは、企業利用を前提に設計されたツールであり、ビジネス向けのセキュリティ機能が整っています。
管理者によるメンバー管理や権限設定、アクセス制御など、組織として安全に運用するための仕組みが標準で用意されています。金融機関や大手企業など、セキュリティ要件の厳しい組織でも導入が進んでいます。
ただし、ツールの機能だけに頼るのではなく、社内での運用ルールづくりも欠かせません。パスワードの適切な管理や、退職者アカウントの速やかな削除、外部共有ルールの整備などを徹底することで、より安全に利用できます。
ツールの機能と社内ルールの両面から対策を講じることで、安心して業務に活用できる環境を整えられます。
はい、LINE WORKSはスマートフォンアプリだけでなく、PCでも利用できます。
PCブラウザからアクセスする方法と、専用のPCアプリをインストールして使う方法があり、どちらも同じアカウントで連携します。スマートフォンとPCを併用すれば、状況に応じて使い分けられます。
特にPCでは、長文の入力やファイルの共有、掲示板の確認、カレンダーの管理などを効率的に行えます。デスクワーク中心の業務では、PCを中心に据えることで、より快適にLINE WORKSを活用できます。
LINE WORKSは多機能で便利な反面、いくつか注意しておきたい点もあります。
1つは、通知や既読機能により、メンバーが連絡対応に負担を感じる場合があることです。業務時間外の連絡が増えると、かえってストレスになりかねないため、運用ルールでカバーする工夫が求められます。
もう1つは、機能が豊富なので、導入時に使う機能や運用ルールを決めておかないと、社内に定着しにくい点です。最初は基本機能に絞り、段階的に活用範囲を広げることで、これらの課題は解消できます。

LINE WORKSは、LINEのような操作感でトークや掲示板、カレンダー、タスクなどをまとめて使える、企業向けのビジネスチャットツールです。社内連絡のスピードアップや情報共有の抜け漏れ防止、社内外コミュニケーションの一元化など、多くのメリットがあります。
一方で、導入時には初期設定やメンバー招待、社内ルールの整備など、担当者が対応すべき作業が数多くあります。スムーズに導入し、社内へ定着させるには、基本機能から段階的に始め、運用ルールを整えることが大切です。
サテライトオフィスでは、LINE WORKSの導入検討から初期設定、運用・活用まで、貴社の状況に合わせて伴走します。自社に合った社内コミュニケーションの進め方を相談したい企業のご担当者様は、まずはお気軽にお問い合わせください。
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