コラム

第70回

Gemini Notebook(旧:NotebookLM)のソース上限と対処法とは?
有料版への切り替え基準も解説!

Gemini Notebook(旧:NotebookLM)のソース上限と対処法とは?有料版への切り替え基準も解説!Gemini Notebook(旧:NotebookLM)のソース上限と対処法とは?有料版への切り替え基準も解説!

Gemini Notebook(旧:NotebookLM)を業務で使うなかで、
「資料を追加したいのに、ソースの上限に達してしまう…」
「無料版と有料版でソース数はどれくらい違う?」
「上限を超えたときに、ファイルを削除せずに済ませる方法はある?」
などのお悩みや疑問を抱える方は少なくありません。

ソースの上限に達しても、複数の資料を統合したり、ノートブックを分けたりすることで対処できる場合があります。ただし、利用する資料やユーザー数が増えている場合は、有料プランやGoogle Workspace版への切り替えを検討した方がよいケースもあります。

本記事では、Gemini Notebookのソース数や容量に関する上限と、上限に達した場合の具体的な対処法を解説します。無料版のまま利用を続けるべきか、有料プランへ切り替えるべきかを判断する基準が知りたい方も、ぜひ参考にしてください。

Gemini Notebook(旧:NotebookLM)とは?

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指定した資料だけを根拠に回答する点が、Gemini Notebookの特徴です。アップロードした資料の範囲内で要約や回答を生成するため、一般的なチャットAIのように学習済みの外部知識だけで答える仕組みとは異なります。

サービスの実体はNotebookLMと同じであり、Gemini Notebookという名称は、Googleが2026年7月16日に発表した名称変更にあたります。機能や制限の枠組みは、名称変更後も基本的に引き継がれています。

関連ページ:Gemini Notebook(旧:NotebookLM)でできること|業務で使える機能と活用シーンを解説

Gemini Notebookのソース数と利用上限

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Gemini Notebookで登録できるソース数は、利用しているGoogleアカウントの種類や契約プランによって異なります。ここでは、個人向けGoogle AIプランと組織向けのGoogle Workspaceを分けて、ソース数の上限を解説します。

個人向けGoogle AIプランのノートブック数・ソース数

個人のGoogleアカウントでGemini Notebookを利用する場合、主な上限は次のとおりです。

プランノートブック数ソース数(1ノートブックあたり)
Gemini Notebook Standard100件50件
Gemini Notebook in Plus200件100件
Gemini Notebook in Pro500件300件
Gemini Notebook in Ultra(20TBプラン)500件500件
Gemini Notebook in Ultra(30TBプラン)500件600件

※Google公式ヘルプを参考にした、2026年8月時点の情報です。利用上限は変更される場合があります。

無料で利用できるStandardでは、1つのノートブックにつき50件までソースを登録できます。Google AI Plusでは100件、Proでは300件、Ultraでは500件または600件まで上限が拡大します。たとえば、部署や案件ごとに50件を超える資料をまとめて分析したい場合、資料を整理するだけで対応できるのか、上位プランへ切り替える必要があるのかを検討しましょう。

組織向けGoogle Workspaceで利用する場合のソース上限

利用できるソース数は、組織が契約しているGoogle Workspaceのエディションや、ユーザーに付与されている追加ライセンスによって決まります。主なアクセスレベルと、1ノートブックあたりのソース上限は次のとおりです。

アクセスレベル主な対象エディション・ライセンスソース数
標準アクセスBusiness Starter、Enterprise Essentials、Frontline、Nonprofitsなど50件
より広範なアクセスEducation Plus、Teaching and Learningアドオンなど100件
高レベルアクセスBusiness Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plusなど300件
拡張アクセス上記の高レベルアクセス対象エディションにAI Expanded Accessアドオンを追加した場合400件
最高レベルアクセス上記の高レベルアクセス対象エディションにAI Ultra Accessアドオンを追加した場合600件

※AI Ultra Accessアドオンは2026年5月5日以降、新規購入できません。

契約しているエディションや追加アドオンに対応したアクセスレベルが適用される仕組みです。上限を引き上げたい場合は、現在の契約内容や、自分に付与されているライセンスをWorkspace管理者へ確認しましょう。

参考:Google Workspace公式ヘルプ

ソースあたりの容量にも上限がある

Gemini Notebookでは、登録できるソースの件数だけでなく、1つのソースに含められる内容量やファイルサイズにも上限があります。主な制限は、次のとおりです。

  • 1ソースあたりの内容量:最大50万語
  • ローカルからアップロードするファイル:最大200MB
  • Googleスプレッドシート:最大10万トークン
  • Googleスライド:最大100枚

複数の資料を1つのファイルに統合すれば、ソースとしてカウントされる件数を減らせます。ただし、統合後のファイルが上記の文字数や容量の上限を超えると、ソースとして追加できない可能性があります。ファイルをまとめる際は、ソース数だけでなく、統合後の内容量やファイルサイズも確認しましょう。

Gemini Notebookでソース上限に達した時の対応

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ソース上限に達すること自体は珍しくありません。有料プランへの切り替えを検討する前に、まず試せる対処法を紹介します。

複数ファイルをGoogleドキュメントへ統合する

類似する形式の資料が何十件もある場合、各々を個別ソースとして登録せず、Googleドキュメント上でまとめてから1件のソースとして追加する方法が有効です。ファイルの数を減らすのではなく、ソースとしてカウントされる単位を減らしましょう。議事録や日報など同じ形式のファイルが増えやすい業務に向いています。

PDFやスキャン資料をテキスト化して軽量化する

画像を多く含むPDFやスキャン資料は、同じ内容のテキストファイルに比べて容量が大きくなる傾向があります。OCR(光学文字認識)でテキスト化してから読み込ませると、ファイルサイズの上限にも余裕ができます。文字を正しく抽出できることで、Gemini Notebookの読み取り精度の安定にもつながるでしょう。

使わなくなったソースをアーカイブ・削除する

過去のプロジェクトで使用したソースを残し続けると、利用可能な枠を圧迫します。プロジェクトの終了時に不要なソースを整理するルールを設け、定期的な見直しが重要です。上限へ到達する頻度そのものを抑えられます。

ノートブックをテーマごとに分割する

案件や部署、プロジェクトごとにノートブックを分けると、1つのノートブックあたりのソース消費を抑えられます。ソースを絞り込めば、AIが参照する範囲が明確になるというメリットもあります。また、無関係な情報の参照を防ぐとともに、的外れな回答も減らせるでしょう。

ソース上限だけでないGemini Notebookプラン選びの基準

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ここからは、ソース上限以外のプラン選びの基準についてみていきましょう。

チャット回数などの利用上限

プランを選ぶ際は、登録できるソース数だけでなく、チャットや音声解説などを1日に何回利用するかも確認しましょう。無料版のチャット回数は1日50回までです。そのため、複数人で頻繁に利用すると、ソース数よりも先にチャット回数の上限へ達することがあります。

業務利用におけるアカウント管理

無料版や個人向けプランは、個人のGoogleアカウントに紐づいています。社外秘情報や顧客情報を扱う場合は、Google Workspace環境での管理を検討したほうが安全です。

個人アカウントで運用を続けると、担当者の退職や異動後も、そのアカウント内に資料が残る可能性があります。業務で利用する場合は、会社が管理できるアカウントで運用できるかどうかも、プラン選びの基準にしましょう。

有料化・Google Workspace移行のタイミング

複数のプロジェクトを並行してノートブック化している場合や、社内外の関係者とノートブックを共有する機会が増えた場合は、有料化やGoogle Workspaceへの移行を検討するタイミングです。

また、資料の追加・削除や利用状況を組織として管理したい場合や、個人アカウントではなく会社の管理下で運用したい場合も、切り替えを検討する目安となります。

Gemini Notebookのソース上限を踏まえた運用ポイント

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上限は避けられない前提として、その中でどう運用するかを事前に設計しておくと、後から資料を整理し直す手間を減らせます。

1テーマ1ノートブックを徹底する

目的の異なる資料を1つのノートブックに混在させないことが基本です。複数テーマを混在させると、ソースの消費が早まるだけでなく、回答も曖昧になりやすくなります。利用を始める段階で、ノートブックを分ける基準や命名ルールを決めておくとよいでしょう。

回答の精度が落ちたときはソースを絞り込む

新しいソースを追加する前に、質問と関係のないソースを一時的に除外してみる方法があります。参照するソースを限定して質問し直すと、回答精度が改善する場合があります。ソースが多いほど回答の品質が高くなるわけではない点は覚えておくとよいでしょう。

Gemini Notebookのソース上限に関するよくある質問

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Gemini Notebookのソース上限について、特にお問い合わせの多い質問にお答えします。

Q. ソースの上限に達したらどうなる?

そのノートブックへの新しいソース追加ができなくなりますが、登録済みのソースやチャット履歴が自動的に削除されることはありません。新しいソースを追加したい場合は、

・不要なソースの削除
・複数資料の1ファイルへの統合
・テーマごとのノートブック分割
・有料プランへの切り替え

のいずれかの対応をとりましょう。

Q. 有料プランに切り替えると料金はいくらかかる?

Google Workspaceでソース上限を引き上げる場合、契約しているエディションの料金とアドオン費用によって金額が決まります。目安として、Business Standardは月額1,600円、Business Plusは月額2,500円です(いずれも1ユーザーあたり、高レベルのアクセス権が付与され、ソース上限は300件)

上限をさらに拡張したい場合はAI Expanded Accessアドオンの追加が必要です。料金は公開されておらず個別見積もりとなります。正確な費用や自社に合ったプラン構成は、サテライトオフィスなどのパートナーに確認するのが確実です。

参考:Google Workspace公式料金ページ

Gemini Notebookのソース上限を知って自社に合うプラン選びを

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Gemini Notebookの無料版ではソース50件、有料プランでは最大600件まで、1ノートブックあたりの上限が拡大します。利用する部署やプロジェクトが増えてきた場合は、Google Workspace版への移行を検討するのに適した時期といえるでしょう。

ただし、ソース上限への対処は、Google Workspace全体のアカウント管理や情報共有ルールを含めた運用設計と切り離せません。利用目的や組織規模に応じたプラン選定・権限設定・セキュリティ対策・社内ルール策定まで、あわせて検討する必要があります。

サテライトオフィスでは、Google Workspaceの導入支援からライセンス選定、運用ルールの整備までを一貫して行っています。無料版からの切り替えや、安全な業務利用の進め方にお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。

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