コラム

第73回

Gemini画像生成の方法とは?有料プランとの違い・商用利用の考え方を解説

Gemini画像生成の方法とは?有料プランとの違い・商用利用の考え方を解説Gemini画像生成の方法とは?有料プランとの違い・商用利用の考え方を解説

GeminiのAI画像生成機能は、テキストの指示から高品質な画像を生成できるツールです。

2025年以降、GoogleはGemini向けの画像生成モデルを大幅に強化し、ビジネスの現場でも活用できる水準に達しています。

本記事ではGeminiの画像生成の仕組みと特徴、無料で使う手順、より良い画像を生成するためのプロンプトのコツを詳しく解説します。

GeminiのAI画像生成とは何

イメージ

GeminiのAI画像生成は、自然言語で書いたプロンプト(指示文)を入力するだけで、その内容に合った画像を自動的に生成する機能です。

かつては画像生成に専門的なツールや技術知識が必要でしたが、Geminiを使えばチャットで会話するような感覚で画像を作成できます。

現在Geminiが採用している画像生成モデルはNano Banana 2(Gemini 3.1 Flash Image)です。Googleが自社開発したこのモデルは、写真のようにリアルな表現から、イラスト・図解・インフォグラフィックまで幅広いスタイルに対応しています。

画像生成AIは、デザイン制作・マーケティング素材・社内資料のビジュアル作成など、ビジネスの多くの場面で制作コストを削減できる可能性を持っています。

Gemini画像生成(Nano Banana 2)の3つの特徴

イメージ

Nano Banana 2はGoogleが開発した最新の画像生成モデルであり、従来のモデルから大きく進化した点がいくつかあります。

リアルな描写と高精度なテキスト表現

Nano Banana 2は、画像内に文字やロゴを正確に描写する能力が大幅に向上しています。

従来の画像生成AIが苦手としてきた「テキスト入り画像」の品質が改善されており、ポスターやバナー、インフォグラフィックのような文字を含むビジネス素材の生成に活用できます。また、人物・風景・建物などリアルな被写体の表現精度も高く、写真と見紛うほどのクオリティを実現できるケースもあります。

複数被写体の一貫した描き分け

ひとつの画像に複数の人物や物体が登場する場合でも、それぞれを正確に描き分けられる点がNano Banana 2の強みです。

たとえば「2人のビジネスパーソンが会議室でホワイトボードに向かっている」といった複合的な指示に対して、空間の奥行きや人物の表情まで整合性を保った画像を生成します。チームや集合写真が必要なシーン作成にも対応できます。

SynthID透かし技術でAI生成画像を識別

Nano Banana 2が生成する画像には、目に見えない電子透かし「SynthID」と、目に見える透かしの両方が付与されます。

SynthIDは人間の目には見えない形で画像にAI生成であることを示す情報を付加する技術です。加えて画像の隅にはGoogleのロゴが表示されるため、生成した画像をそのまま社外向けの素材として使う場合は、この表示を前提に構成を考える必要があります。

フェイク画像の拡散リスクを低減し、コンプライアンス観点からも安心して利用できる設計になっています。ビジネスでの活用において、AI生成コンテンツの透明性を確保できることは大きなメリットです。

GeminiでAI画像を生成する手順(PCとスマホ)

イメージ

GeminiでAI画像を生成する手順はシンプルです。PCブラウザからでもスマホアプリからでも、基本的な操作の流れは共通しています。

PCブラウザからGeminiで画像を生成する手順

PCブラウザからGeminiを使って画像を生成する手順は次のとおりです。

STEP操作内容
1ブラウザでGemini(gemini.google.com)にアクセスし、Googleアカウントでログインする
2入力欄の「ファイルを追加」アイコンをクリックし、[画像を作成]を選択する
3チャット入力欄に、生成したい画像の内容を日本語または英語で入力する
4送信すると画像が生成される。気に入らない場合は追加の指示を入力して調整する
5生成された画像にカーソルを合わせ、ダウンロードアイコンから保存する

生成後は「背景をシンプルに」「この要素を差し替えて」といった追加の指示で、部分的な編集を重ねられます。

なお画像の生成には13歳以上、生成した画像の編集には18歳以上であることが条件となっています。

スマホアプリでGemini画像生成を使う手順

スマホ(iOS・Android)でもGeminiの公式アプリから画像生成が利用できます。

  • ・GeminiアプリをApp Store / Google Playからインストールしてログインする
  • ・左上のメニューアイコンから[画像]をタップする
  • ・テキスト入力欄に生成したい画像の説明を入力して送信する
  • ・生成された画像を長押しまたは「保存」ボタンでカメラロールに保存する

スマホ版は外出先でも手軽に利用でき、会議やイベント時に必要なビジュアルをその場で作成するといった使い方に向いています。

Gemini画像生成の無料・有料の違いと生成回数の制限

イメージ

Geminiの画像生成は無料でも利用できますが、無料プランと有料プランでは使える機能と回数に差があります。

項目無料プラン(Gemini)有料プラン(Google AI プラン)
使用モデルNano Banana 2 / Nano Banana 2 Lite左記に加えNano Banana Proでの再生成が可能
生成回数1日あたりの上限あり上限が緩和される
ダウンロード解像度1K2K
透かしSynthIDと目に見える透かしが付与される同左
商用利用利用規約に従う利用規約に従う

使用されるモデルは、Geminiのモデル設定(Flash-Lite / Flash / Pro)によって切り替わる仕組みです。Nano Banana Proは有料サブスクリプション向けで、生成後に「Proでやり直す」を選ぶ形で利用します。

1日の生成上限はGoogleが需要に応じて変更する場合があるため、具体的な枚数は公式ヘルプで最新の情報を確認してください。

個人アカウントで継続的に画像生成を行うなら、Google AI Plus・Google AI Pro・Google AI Ultraといった有料プランへの加入が選択肢になります。かつての「Gemini Advanced」「Google One AI プレミアム」は、これらの名称に置き換わっています。

一方で、Google Workspaceアカウントで業務利用する場合は考え方が異なります。個人向けのGoogle AI プランはWorkspaceアカウントでは申し込めず、既存の契約に対するアドオンを検討する形になるためです。

Gemini自体は2025年1月からWorkspaceのBusinessプラン・Enterpriseプランに標準搭載されており、旧来のGeminiアドオンは不要になりました。

ただし2026年3月1日以降、Nano Banana Proによる高度な画像生成などの高い利用枠を維持するには「AI Expanded Access」アドオンの購入が必要です。

また、Gemini機能の利用範囲は管理コンソールの設定によって組織ごとに管理されています。自社でどこまで使えるかは、まず管理者に確認するのが確実です。

※プライバシーポリシはこちら

理想の画像を生成するプロンプトのコツ

イメージ

Gemini画像生成の品質は、プロンプト(入力する指示文)の書き方で大きく変わります。

具体的に情景を描写する

漠然とした指示より、具体的な描写のほうが意図に近い画像が生成されます。

「会議のイラスト」ではなく「近代的なオフィスの会議室で5人のビジネスパーソンが円卓を囲みプレゼンを聞いている、明るい照明、フォトリアルなスタイル」のように、場所・人物・状況・雰囲気・スタイルを盛り込むと精度が上がります。

アスペクト比とスタイルを指定する

用途に合わせて画像の縦横比やビジュアルスタイルを指定すると、より実用的な画像が生成できます。

  • ・横長(16:9):スライド・バナー・サムネイル向け
  • ・縦長(9:16):スマホ向けSNS投稿・ポスター向け
  • ・正方形(1:1):SNSのアイコン・プロフィール画像向け

スタイルの指定には「フォトリアル」「水彩画風」「フラットデザイン」「3Dレンダリング風」「アイソメトリックイラスト」などのキーワードが活用できます。

対話を重ねて画像を調整する

1回のプロンプトで完璧な画像を目指すより、生成された画像を見ながら追加指示を重ねるほうが効率的に目標に近づけます。

たとえば最初に「青いジャケットを着た女性が窓際のデスクで仕事をしている」と指示し、生成結果を見て「背景をもっとシンプルにして、デスクに植物を1つ追加して」と追加するような対話的なアプローチが有効です。

Gemini画像生成ができない場合の主な原因と対処法

イメージ

Geminiで画像が生成されない、またはエラーが表示される場合は、いくつかの原因が考えられます。

症状主な原因対処法
画像が生成されずエラーになるプロンプトが安全ポリシーに抵触している暴力・著作権・成人向けなどの表現を避けてプロンプトを書き直す
回数制限のメッセージが表示される1日の生成上限に達した翌日に再試行するか、Google AI プランへのアップグレードを検討する
画像生成オプションが表示されない[画像を作成]が選択されていない入力欄の「ファイルを追加」アイコンから[画像を作成]を選ぶ
組織アカウントで利用できないGoogle Workspace管理者による機能制限管理コンソールの設定を確認するか、IT担当者に問い合わせる

Googleの利用規約およびAI利用に関するポリシーに沿った指示を心がけることで、ほとんどのエラーは回避できます。

Gemini画像生成の商用利用と著作権の考え方

AI画像生成を業務で活用する際に気になるのが、商用利用の可否と著作権の問題です。

Googleの利用規約では、Gemini生成物の商用利用が明確に禁止されているわけではありません。一方で「商用利用できる」と明示した規定があるわけでもないため、最終的には利用する組織側の判断が必要になります。

Google Workspaceの規約では、生成物はお客様データとして扱われ、生成物に新しく発生した知的財産権についてGoogleは所有権を主張しないと定められています。

なお、個人アカウントと職場・学校用アカウントでは適用される規約が異なる場合があるとGoogleが案内しています。業務で使う場合は、自社が契約しているライセンスの規約を確認してください。

また、他社のキャラクター・実在人物・著名な作品に酷似した画像を生成することはポリシー違反になる可能性があるため、プロンプトの作成時には注意が必要です。

日本では2026年現在、AI生成物の著作権の帰属については議論が続いており、利用する組織のコンプライアンス方針に沿った運用ルールを設けることが望まれます。特に対外的な広告・出版物・製品パッケージに使用する場合は、法務担当者との確認を経た上で活用することをお勧めします。

画像の生成には13歳以上、生成した画像の編集には18歳以上という年齢要件があり、18歳未満のユーザーは編集機能を利用できません。また生成画像には目に見える透かしが入るため、SNSや広告に使用する際は表示のルールとあわせて確認してください。

Gemini画像生成でビジネスのコンテンツ制作を効率化しよう

GeminiのAI画像生成(Nano Banana 2)は、テキストで指示するだけで高品質な画像をすぐに作成できる強力なツールです。

プロンプトの書き方を工夫することで、プレゼン資料・Webサイト・社内報・マーケティング素材など、さまざまなシーンで活用できます。無料プランで試しながらプロンプトの精度を高め、業務利用が本格化したらGoogle Workspaceとアドオンの組み合わせを検討しましょう。

サテライトオフィスはGoogle Workspace プレミアパートナーとして5,000社以上への導入実績を持ち、Geminiを含むGoogleのAIソリューションの導入を2,800社以上に支援しています。

AI活用を組織全体で推進したい場合は、お気軽にご相談ください。

※プライバシーポリシはこちら

TOPへ
GoogleEnterpriseProfessional Google Apps for Business