コラム

第100回

Googleカレンダーの色分け:設定方法とスケジュール管理の活用術

Googleカレンダーの色分け:設定方法とスケジュール管理の活用術Googleカレンダーの色分け:設定方法とスケジュール管理の活用術

日々の予定管理にGoogleカレンダーを活用しているビジネスパーソンは多いですが、色分け機能を十分に使いこなせているケースは意外と少ないものです。カレンダーに登録した予定を色で分類すると、スケジュール全体の見通しが格段に向上し、重要なアポイントの見落としや二重予約のリスクを抑えられます。

Googleカレンダーの色分けは、設定操作自体は非常にシンプルです。一方で、色の割り当てルールを工夫するかどうかによって、スケジュール管理の効率に大きな差が出ます。個人の生産性向上だけでなく、チームで共有カレンダーを運用する際にも、色分けのルールを揃えておくと情報の伝達がスムーズになります。

本記事では、Googleカレンダーの色分け機能の概要から、PC・スマートフォンそれぞれの設定手順、カスタムカラーの使い方、そして実務に役立つ活用術まで体系的に解説します。チームや組織全体でGoogleカレンダーを活用する場面でも参考にしてください。

Googleカレンダーの色分け機能とは

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Googleカレンダーには、カレンダーや予定(イベント)に色を付けて視覚的に区別する「色分け機能」が搭載されています。予定の種類や重要度を色で識別できるため、カレンダーを開いた瞬間にスケジュール全体の状況を直感的に把握しやすくなります。

色分けの2つの方法

Googleカレンダーで色を設定する方法は大きく2種類あります。それぞれ異なる粒度で色を管理できるため、両方の特性を理解したうえで使い分けることが大切です。

  • ・カレンダー(カテゴリ)単位の色変更:「マイカレンダー」や「他のカレンダー」に登録されているカレンダーそのものに色を割り当てる方法です。特定のカレンダーに登録した予定はすべて同じ色で表示されます。仕事用・個人用・チーム共有用など、カレンダーの種類別に色を統一したい場合に適した方法です。
  • ・予定(イベント)単位の色変更:個別の予定に対して色を設定する方法です。同じカレンダーに登録した予定でも、重要度や種別に応じて予定ごとに異なる色を付けられます。カレンダー全体の色より予定単体の色が優先されて表示されるため、特定の予定だけを目立たせたいときに活用できます。

両者を組み合わせると、カレンダー単位で大まかなグループを色分けしつつ、その中の特定の予定だけ別の色に変えるといった、より柔軟な管理が実現します。まずはカレンダー単位の色分けを整えてから、必要に応じて個別の予定に色を追加するという順番で設定を進めると分かりやすいでしょう。

色分けできる色の種類

Googleカレンダーで選択できるプリセットカラーは全11色です。それぞれ食材や自然をイメージした名称が付いており、色のイメージを覚えやすくなっています。下表に11色の一覧と活用例を示します。

色名(日本語)色のイメージ活用例
トマト鮮やかな赤緊急・最重要の予定
フラミンゴ明るいピンク社外アポイント・来客対応
タンジェリンオレンジ締め切り・納期のある作業
バナナ黄色社内会議・勉強会
セージくすんだ緑低優先度・参考情報
バジル深い緑プロジェクト管理・開発業務
孔雀ティールグリーンチームイベント・懇親会
ブルーベリー濃い青集中作業のブロック時間
ラベンダー薄い紫定例・繰り返しの予定
ブドウ濃い紫プライベート・個人的な予定
グラファイトグレー休日・保留・未確定の予定

上記11色のプリセットカラーに加え、カスタムカラーとして16進数のカラーコードを直接入力することも可能です。企業のブランドカラーや既存の社内カラーコードに合わせた色を使いたい場合は、カスタムカラーの活用が有効です。詳細は後述します。

カレンダー(カテゴリ)ごとに色を変える方法

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カレンダー単位で色を変える方法は、複数のカレンダーを使い分けている場合に特に有効です。仕事用カレンダーと個人用カレンダー、さらにチームの共有カレンダーをそれぞれ別の色に設定しておくと、予定の種類をひと目で識別できるようになります。

PC(ブラウザ)での設定手順

PCブラウザでカレンダーの色を変更する手順は次のとおりです。

  • ・Googleカレンダー(calendar.google.com)を開き、画面左側のサイドバーに表示されている「マイカレンダー」または「他のカレンダー」のセクションを確認します。
  • ・色を変更したいカレンダー名にマウスカーソルを合わせると、カレンダー名の右側に縦三点リーダー()が表示されます。
  • ・縦三点リーダーをクリックし、表示されたコンテキストメニューの中から「カラーを変更」を選択します。
  • ・カラーピッカーが表示されるので、11色のプリセットカラーの中から使用したい色をクリックして選択します。
  • ・選択と同時に、そのカレンダーに登録されているすべての予定の表示色が変わります。

カラーの選択は即時反映されるため、別途保存ボタンを押す必要はありません。他のカレンダーにも同じ手順で色を設定できます。なお、カレンダーを右クリックしてもコンテキストメニューが表示されるため、「カラーを変更」へアクセスできます。

スマートフォンアプリでの設定手順

スマートフォン(iOS・Android)のGoogleカレンダーアプリでも、カレンダーの色変更が可能です。手順は以下のとおりです。

  • ・Googleカレンダーアプリを開き、画面左上のハンバーガーメニュー(三本線のアイコン)をタップしてサイドメニューを表示します。
  • ・サイドメニューに一覧表示されているカレンダー名の右にある縦三点リーダー()をタップします。
  • ・表示されたメニューから「カレンダーの色」を選択すると、カラーの選択画面が開きます。
  • ・使用したい色をタップして選択します。

スマートフォンアプリでの変更はリアルタイムでGoogleのサーバーに同期されるため、PCブラウザ側にも自動的に反映されます。外出先でカレンダーの色設定を変更したい場合も、アプリから簡単に操作できます。

Googleカレンダーアプリのデザインはアップデートによって変わる場合があります。縦三点リーダーが見当たらない場合は、カレンダー名を長押しするとオプションメニューが開くケースもあるため試してみてください。

予定(イベント)ごとに色を変える方法

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個別の予定に色を設定すると、同じカレンダー内でも予定ごとに異なる色で表示できます。カレンダー全体の色よりも予定単体の色が優先されるため、特定の予定を際立たせる際に有効な方法です。

PC(ブラウザ)での設定手順

PCブラウザで個別の予定に色を設定する手順は以下のとおりです。

  • ・Googleカレンダー上で色を変更したい予定をクリックします。
  • ポップアップが表示されたら、鉛筆アイコン(編集ボタン)をクリックして予定の編集画面を開きます。
  • ・編集画面の上部にカレンダー名が表示されており、その左側に現在の色を示すカラーアイコン(丸いアイコン)があります。
  • ・カラーアイコンをクリックすると、11色のプリセットカラーが一覧表示されます。
  • ・使用したい色を選択したら、画面上部または下部の「保存」ボタンをクリックして変更を確定します。

予定の編集画面を開かなくても、予定をクリックしたポップアップの中にカラーパレットが表示される場合があります。ポップアップから直接色を選択できる環境では、編集画面を経由せずに手軽に色を変えられます。

なお、編集画面から設定した色は「カレンダーの色」のドロップダウン内に「カレンダーの色」という選択肢も用意されており、予定ごとの色設定を解除してカレンダー全体の色に戻したいときはこちらを選択します。

スマートフォンアプリでの設定手順

スマートフォンアプリで予定の色を変更する手順は次のとおりです。

  • ・アプリで色を変更したい予定をタップして詳細画面を表示します。
  • ・詳細画面の右上にある鉛筆アイコン(編集ボタン)をタップして、予定の編集画面を開きます。
  • ・編集画面を下にスクロールし、カレンダー名が表示されている行を確認します。カレンダー名の左側または付近にカラーアイコンが表示されています。
  • ・カラーアイコンをタップすると、カラーの選択画面が表示されます。
  • ・使用したい色を選択し、画面上部の保存ボタン(チェックマーク)をタップして変更を完了します。

スマートフォンアプリでは、OSのバージョンやアプリのアップデートによってUIの配置が変わることがあります。カラーアイコンが見当たらない場合は、「カレンダー」と書かれた行の付近を確認すると見つかるケースが多いです。設定した色はPCブラウザ側にも即座に同期されます。

カスタムカラーを活用する方法

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Googleカレンダーでは、プリセットの11色に加えて、16進数のカラーコードを入力して任意の色を設定するカスタムカラー機能が利用できます。企業のブランドカラーや既存の社内ルールに合わせた色を使いたい場合に、カスタムカラーが役立ちます。

カレンダーのカスタムカラー設定

カレンダー単位でカスタムカラーを設定する手順は以下のとおりです。

  • ・左サイドバーで対象のカレンダー名にマウスを合わせ、縦三点リーダーをクリックします。
  • ・「カラーを変更」を選択してカラーピッカーを表示します。
  • ・11色のプリセットカラーが並んでいる右端または下部に、「+」マークやカスタムカラーを示すボタンが表示されています。
  • ・カスタムカラーのボタンをクリックすると、カラーホイールとHEXコードの入力フィールドが開きます。
  • ・使用したい色の16進数カラーコード(例:#3D85C8)を入力するか、カラーホイール上で色を選択します。
  • ・希望の色に設定できたら確定ボタンをクリックして完了です。

カスタムカラーの入力には6桁の16進数(HEX)カラーコードが必要です。使いたい色のカラーコードが不明な場合は、「カラーコード 一覧」などで検索すると、色名からカラーコードを調べられる無料ツールが多数見つかります。

【ご注意】カスタムカラーの設定画面の有無やUIの仕様は、Googleカレンダーのバージョンやアップデートによって変更される場合があります。操作が見当たらない場合はGoogleの公式ヘルプページも合わせてご確認ください。

個別予定の色変更における注意点

個別の予定(イベント)に設定できる色は、11色のプリセットカラーのみです。カレンダー単位ではHEXコードを指定するカスタムカラー機能が利用できますが、個別予定の色変更画面には「カスタム」または「+」ボタンは表示されず、プリセットカラーの中からのみ選択できます。

  • ・色を変更したい予定の編集画面を開きます。
  • ・カレンダー名の左側にあるカラーアイコンをクリックします。
  • ・表示された11色のプリセットカラーから使用したい色を選択します。
  • ・「保存」をクリックして変更を確定します。

企業のブランドカラーなど特定のカスタムカラーを使いたい場合は、カレンダー単位でのカスタムカラー設定をご利用ください。カレンダー単位で設定したカスタムカラーは、そのカレンダーに登録されたすべての予定に反映されます。

色分けを活かしたスケジュール管理のコツ

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色分け機能を設定するだけでなく、色の割り当てルールを工夫することでスケジュール管理の効率が大きく変わります。ここでは、ビジネスシーンで実践しやすいカラーコーディングの考え方を紹介します。チームで運用ルールを統一する際の参考にもしてください。

仕事の優先度別に色を割り当てる

予定の優先度に応じて色を割り当てると、カレンダーを開いた瞬間に「今日・今週で最も注力すべき予定」が視覚的に伝わるようになります。一般的に、アイゼンハワーマトリクス(緊急度と重要度の2軸で予定を分類する考え方)のような優先度フレームワークと組み合わせると、より効果的な色分けが実現します。

優先度推奨カラー対象の予定例
最重要(緊急かつ重要)トマト(赤)経営会議、重要案件の締め切り対応
重要(重要だが余裕あり)タンジェリン(オレンジ)顧客提案の準備、プロジェクトの節目
通常業務ブルーベリー(青)定例ミーティング、集中作業のブロック時間
参考情報・任意参加セージ(くすんだ緑)任意参加の勉強会、業界イベント
保留・未確定グラファイト(グレー)仮押さえ、調整中の予定

優先度ベースの色分けは、特にスケジュールが立て込む時期に、どの予定から先に対応すべきかを判断するうえで役立ちます。ただし、色のルールは少なすぎても区別が難しく、多すぎても覚えるのが大変です。最初は3〜4色程度のシンプルなルールから始め、慣れてきたら段階的に細分化するのが定着のコツです。

プロジェクト別・カテゴリ別の色分け

複数のプロジェクトや業務カテゴリを掛け持ちする場合、プロジェクトや担当業務ごとに色を固定するとスケジュール全体の工数バランスが視覚化されます。週次で振り返った際に特定の色が集中している曜日や時間帯が浮き彫りになり、業務の偏りを早期に発見して再スケジュールするきっかけにもなります。

カテゴリ/業務推奨カラー選定のポイント
営業・顧客対応フラミンゴ(ピンク)外部との接点を示す明るく目立つ色
開発・エンジニアリングバジル(深緑)集中作業を示す落ち着いた色
管理・事務作業ラベンダー(薄紫)繰り返し発生する業務を示す穏やかな色
人材・採用孔雀(ティール)組織に関わる業務を示す色
マーケティング・広報バナナ(黄)情報発信・対外的な活動に関わる明るい色
社内勉強会・研修セージ(くすんだ緑)成長・学習に関わる落ち着いた色

プロジェクト別の色分けは、プロジェクトごとに別々のカレンダーを作成してそれぞれに色を割り当てる方法と、予定単体に色を付ける方法の両方で実現できます。プロジェクトの数が多い場合はカレンダー単位で管理する方が一元的に色を制御しやすいでしょう。

外出・在宅・休暇の色分け

ハイブリッドワークが普及した現在、外出・在宅・休暇のそれぞれを色で区別しておくと、チームメンバーの働き方のパターンを共有カレンダーで把握しやすくなります。連絡手段の選択やミーティング設定の際に役立つ情報を、カレンダーの色から瞬時に読み取ることができます。

働き方の区分推奨カラー活用のポイント
外出・訪問・商談タンジェリン(オレンジ)外出中の不在を明示し、連絡方法の目安に
在宅勤務(リモート)ブルーベリー(青)在宅日の可視化でオンライン会議調整に活用
有給休暇・特別休暇グラファイト(グレー)休暇取得日を明確にし、業務依頼のタイミング調整に
出張(宿泊あり)ブドウ(紫)日帰り外出と区別し、連絡可能時間を示す
フレックス・時短勤務セージ(くすんだ緑)勤務時間帯が異なる旨を示す

働き方の色分けルールをチーム全体で共有しておくと、「今日○○さんは外出中だから直接連絡より社内チャットを優先しよう」といった判断がスムーズになります。ルールは文書化してチームの社内ポータルやチャットツールで共有し、新しいメンバーが加わった際にも伝わるようにしておくと定着しやすいです。

複数カレンダーを組み合わせた色分け管理

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Googleカレンダーは1つのアカウントで複数のカレンダーを管理できます。個人のマイカレンダーに加えて仕事用カレンダーやチームの共有カレンダーなどを組み合わせ、それぞれに色を割り当てることで、より体系的なスケジュール管理が実現します。

他のカレンダーを表示・非表示にする

複数のカレンダーを使うと、一時的に特定のカレンダーだけを非表示にして絞り込みたい場面が出てきます。表示・非表示の切り替えは、左サイドバーのカレンダー名の左にあるチェックボックス(カラーアイコン)をクリックするだけで完了します。

非表示にしたカレンダーの予定はカレンダー上から消え、再度クリックすれば即座に表示が戻ります。たとえば、個人の予定を一時的に非表示にして仕事の予定だけを集中して確認したい場合や、部門をまたぐ複数の共有カレンダーのうち特定のものだけを参照したい場合に便利です。

  • ・よく参照するカレンダーには鮮やかで目立つ色を割り当てる
  • ・参照頻度の低いカレンダーはグラファイトやセージなど落ち着いた色にまとめる
  • ・カレンダー名に「(非表示可)」などのメモを付けると管理しやすくなる

日常的に参照するカレンダーほど目立つ色を割り当て、参照頻度の低いカレンダーは薄い色や地味な色にまとめておくと、視認性を維持しながら情報量を適切に管理できます。

共有カレンダーの色変更

他のユーザーから共有されたカレンダーも、自分のGoogleカレンダー画面では自由に色を変更できます。操作手順はマイカレンダーの場合と同様で、左サイドバーのカレンダー名にマウスを合わせて縦三点リーダーをクリックし、「カラーを変更」から希望の色を選択します。

共有カレンダーの色変更は自分の画面にのみ反映され、カレンダーを共有している相手側の表示には一切影響しません。チームで同じカレンダーを共有している場合でも、各メンバーが自分の見やすい色に自由に変更できます。組織全体でカレンダーの色を統一したい場合は、ルールを文書で共有してメンバー各自が自分の設定で揃える運用が現実的です。

複数の部署やプロジェクトのカレンダーを一元管理する際には、サテライトオフィスが提供するGoogle Workspace導入支援サービスの活用も選択肢のひとつです。Google Workspaceでは、組織のドメイン内でのカレンダー共有設定や閲覧・編集権限の管理を管理者コンソールから一元的に行えます。また、サテライトオフィスが提供する「組織&グループカレンダーアドオン」を利用すると、部署やプロジェクトチームごとのグループカレンダーを柔軟に作成・管理できます。個人の予定と組織の予定を色で明確に区別しながら、チーム全体のスケジュール管理をより効率化したい場合は、ぜひご検討ください。

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Googleカレンダーの色分けで視認性を上げて予定管理を改善しよう

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Googleカレンダーの色分け機能は、操作自体はシンプルながら、スケジュール管理の質を大きく向上させるポテンシャルを持っています。カレンダー単位と予定単位の2通りの設定方法を理解し、自分の業務スタイルに合ったカラールールを定めることが、効果的な活用への第一歩です。

Googleカレンダーを含むGoogle Workspaceの各種機能を最大限に活用したいとお考えの方は、Google Workspaceのプレミアパートナーとして5,000社以上の導入実績を持つサテライトオフィスへお問い合わせください。組織のニーズに合わせた導入支援を提供しています。

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