第164回


「LINE WORKSを導入したいが、フリー・スタンダード・アドバンストのどのプランを選べばよいのか決め切れない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
LINE WORKSは、無料のフリープランから試せて、必要に応じて後から有償プランへの切り替えが可能です。ただし、いったん上げたプランは下げられません。そのため、自社に必要な機能を整理し、それを満たすプランを選ぶことが大切です。
本記事では、プランを選ぶ判断軸を「人数」「ログ」「アーカイブ」「メール」の4つの観点から整理します。自社がLINE WORKSを導入する際の、プラン選択のヒントにお役立てください。
なお、各プランの料金や年額・月額の課金シミュレーションは、費用の観点から別記事で扱っています。あわせてご覧ください。
関連記事:LINE WORKSの料金を解説|プラン別費用と失敗しない選び方

LINE WORKSのプランは、無料のフリープラン、有償のスタンダードプランとアドバンストプランの3種類が用意されています。プランによって、機能の種類や使える上限が異なります。
まずは、3プランの全体像を表で押さえておきましょう。
【LINE WORKSの3つのプラン要点比較表】
| 比較項目 | フリー | スタンダード | アドバンスト |
|---|---|---|---|
| 月額(年額契約) | 0円 | 450円/人 | 800円/人 |
| ユーザー数 | 30人まで | 制限なし | 制限なし |
| 共有ストレージ | 5GB | 1TB | 100TB |
| 音声・ビデオ通話 | 4人・60分 | 200人・無制限 | 200人・無制限 |
| 監査ログ | 2週間(DL不可) | 6か月(DL可) | 6か月(DL可) |
| 管理者機能 | 制限あり | 制限なし | 制限なし |
| メール | なし | なし | あり |
| Drive | なし | なし | あり |
| サポート | なし | あり | あり |
※料金は2026年9月時点の公式サイトに基づく参考価格です(1ユーザーあたりの月額・税抜)。最新の情報はLINE WORKS公式サイトでご確認ください。
LINE WORKSの活用方法は、以下の記事でくわしく解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事:LINE WORKSのビジネス活用方法|機能・料金のポイントを解説

プランを選ぶ際は、「使える機能は多いほうが便利」と思われがちですが、そうとは限りません。
たとえば、もっとも機能が多いアドバンストプランを選んでも、実際の業務で無料(フリープラン)の範囲しか使わなければ、不要な料金を払うことになってしまいます。大切なのは、自社の業務に必要な機能から選ぶことです。
ここでは、プランの選択基準について、業務内容や必要な機能を基準とした4つの判断軸を解説します。
1つ目の判断基準は、利用人数です。フリープランの場合、1つの契約で使えるのは30人までです。31人以上で利用したい場合は、有償プランへの切り替えが必要です。
また、プランは一度上げると下げられない仕組みです。利用人数にあわせて、31人を超える繁忙期だけ有償プランを利用し、それ以外の期間はフリープランに下げる、といった使い方はできません。
将来的な利用人数も見通し、「今の従業員数」ではなく「アカウントを持たせる人数の見込み」で検討することが大切です。
2つ目は、監査ログ(誰がいつ何をしたかの操作記録)が必要かどうかです。
フリープランでも、監査ログは残ります。ただし、確認できるのは直近2週間までで、データの書き出しもできません。社内の連絡や情報共有が中心で、あとから記録をさかのぼる必要がなければ、フリープランでも困らないでしょう。
一方、有償プランにすると保管期間が6か月に延び、ログを書き出して保存できます。たとえば、退職した社員が在職中に顧客情報を持ち出していないかを調べたいときや、情報漏洩の疑いで過去の操作を確認したいときに役立ちます。
LINE WORKSの危険性やセキュリティについては、以下の記事でくわしく解説しています。
関連記事:LINE WORKSの危険性とは?安全に使うためのセキュリティ設定と運用ポイント
3つ目は、「会話の内容そのもの」を長期間残したいかです。トークの履歴は、フリー・有償どちらのプランでも最長3年まで保存・検索できます。
一方で、法令の保存義務を遵守するためなど、3年を超えて記録を残しておきたい場合は、オプションである「アーカイブ」の追加が必要です。アーカイブを使えば、最長10年分のトークやメールのやり取りを、書き出せる形で保全できます。
ただし、アーカイブは、有償プランでオプションを追加した場合のみ利用可能です。さらに、アーカイブを新しく設定したときに取り込めるのは、過去6か月ぶんまでです。あとから必要になっても、古い記録は取り込めません。長期保存する可能性があるなら、早めに有償プランを契約し、アーカイブを設定しておくと安心です。
4つ目は、独自ドメイン(自社のアドレス)を使ったメールのやり取りもLINE WORKSにまとめたいかです。独自ドメインのメール機能は、フリープランやスタンダードプランには含まれていないため、利用したい場合は「アドバンストプラン」の選択が必要です。
たとえば、GoogleやYahoo!などのフリーメールで受注対応してきた企業が、会社のドメインでメールを出せるようにしたい場合に向いています。また、メールとトークをLINE WORKS一つにまとめられれば、複数のサービスを行き来する必要がなくなるため、管理の手間も軽くなるでしょう。
一方、すでにGoogle WorkspaceやMicrosoft 365などで独自ドメインのメールを使っている場合は、メール機能が重複するため、費用のムダになりかねません。今のメール環境を踏まえて判断を進めることが大切です。

自社に合ったLINE WORKSのプランを選ぶためには、将来的な利用者数や活用方法を基準にすることが大切です。
ただし、プランには契約上の制約があり、部署ごとに別々のプランを選ぶことはできません。一方で、プランを上げなくても、オプションで必要な機能だけを補う方法もあります。
ここでは、プラン選びで知っておきたいポイントを見ていきましょう。
契約上の制約として押さえておきたいのが、1つの契約(テナント:企業ごとに割り当てられる利用環境)で使えるプランは1つだけという仕様です。
たとえば、「営業部は独自ドメインのメールを使いたいが、現場スタッフはチャットで十分」というケースであっても、「営業部だけアドバンスト、現場はフリープラン」という使い分けはできません。
なお、どうしても部署ごとに分けたい場合は、契約(テナント)自体を分ける方法もあります。ただし、契約が分かれると同じ会社でもお互いが「社外」扱いになり、トークルームやカレンダーの共有といった社内向けの機能をまとめて使えません。
管理の手間も増えるため、基本は全社で1つの契約に揃えるのがおすすめです。
スタンダードやアドバンストの有償プランはオプションを追加できるため、プランはそのままで不足している機能を補うことも可能です。
たとえば、スタンダードで運用していてDrive(ファイルやフォルダなどを保管・共有するためのクラウドストレージ)だけが必要になった場合、アドバンストへ上げなくても、オプションでDriveを追加するだけで済みます。
プラン全体を上げると全ユーザー分の単価が上がりますが、必要な機能だけを足せば、費用の増加を抑えられます。まずは自社で必要な機能を確認し、スタンダードにオプション追加で済むか、アドバンストにする必要があるかを検討してみましょう。

公式:サテライトオフィス
「自社だけで判断が難しい」という場合は、導入実績の豊富な代理店を頼るのも一つの方法です。
サテライトオフィスは、LINE WORKSパートナープログラムの最上位「Platinumパートナー」であり、クラウドサービスとアドオンの導入実績は約8万社にのぼります。
導入前のプラン選定から、トライアル、ライセンスの購入、運用の定着まで、一貫したサポートで安心してお任せいただけます。
さらに、当社のアドオンは、勤怠管理や安否確認、高度なアクセス制御、複雑な申請・承認などの機能が揃っており、より実務に合ったプランや使い方の提案も可能です。
サテライトオフィスのLINE WORKS導入支援の詳細はこちら
【LINE WORKSをより使いやすくする、サテライトオフィスのアドオン(一部)】
このほかにも、業務課題に応じた多数のアドオンを提供しています。
LINE WORKSのワークフロー機能や料金などは以下の記事でくわしく解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事:LINE WORKSワークフローとは?主な4つの機能・料金・選び方を徹底解説
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LINE WORKSのプラン選びで、よく寄せられる質問をまとめました。
A. ありません。フリープランを含むすべてのプランで、PC版アプリ・モバイルアプリ・Webブラウザのいずれからも利用できます。
プランで変わるのは利用人数やストレージ、使える機能の範囲であり、端末の種類は問いません。
A. 上位プランへのアップグレードはいつでも可能です。ただし、下位プランへ戻すダウングレードはできません。
プランの引き上げを検討する際は、オプションの追加や使い方の見直しで、プランを変えずに対応できないか、一度確かめてみるとよいでしょう。
A. はい。スタンダード・アドバンストには30日間の無料トライアルが用意されており、実際に機能や操作性を試しながら、自社にあったプランであるかを確認できます。
なお、トライアルだけで自動的に課金されることはありません。期間途中に正式利用(有償契約)を申し込んだ場合は、契約したプラン料金を、契約日から月末までの期間で日割りして請求されます。
トライアルの申し込みから、その期間中のプラン選定の相談まで対応できる代理店もあるため、判断に迷う場合は活用するとよいでしょう。
LINE WORKSのプラン選びは、機能の多さを比べるのではなく、自社の従業員数や使い方に合わせて判断することが大切です。迷う場合は、フリープランで試し、追加機能が必要であれば有償化を進めるのも一つです。
なお、プランの変更は一度上げると、下げることができません。長期的な利用を考え、どの機能が不足したらアップグレードを検討すべきか、オプションの追加で間に合いそうか、自社基準を決めておくと安心です。
プランの選択では、自社にどのような機能が必要か、どのプランから始めたらいいかなど、判断に迷う場面は少なくありません。サテライトオフィスは、LINE WORKS Platinumパートナーとして、プランの選び方から導入・運用の定着までをワンストップで支援しています。
プラン選びに不安がある方は、まずはお気軽にご相談ください。
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